2019年12月7日(土) 東京都渋谷区、国立オリンピック記念青少年総合センター 国際交流棟 1F レセプションホールにて、国際理解授業「集まれ!世界のことばと遊びの広場」を開催しました。
グローバル化が進む社会の中で、世界の人々をもっと身近に感じ、相互理解を深めるために、私たちセルラスが多言語活動を通して、様々な国の人々と出会って得た、違いを知る楽しさを一般の方にも広く体験してもらいたいという思いから企画した事業です。
この企画のため留学生や在住外国人ボランティアを募集し、セルラスメンバーと一緒に約3ヶ月準備を進めてきました。また、東京2020の前年度ということもあり、東京オリンピック・パラリンピックの応援事業としてオリンピック組織委員会からも認可を受けて行う事業です。
当日は、この冬一番の寒さに加え、小雨も降る空模様にもかかわらず、会場いっぱいの参加者が集まり、会場内は楽しい熱気に包まれました。18の国や地域より、27名の留学生、在住外国人の方々に加え、駐日マラウイ共和国大使館、駐日ベナン共和国大使館の方にも参加していただき、当日は皆さんの事を「セルラスアミーゴス」と呼ばせていただきました。(アミーゴとは、スペイン語で「友達」という意味です)
イベント内容は、一緒に世界のことばや遊びを通して、その国や地域の人やさまざまな文化を知る企画、そして、来年行われる東京オリンピック・パラリンピックで相手の国のことばで応援をするための、多言語応援ゲーム企画もありました。また、後援をいただいた各国大使館の展示ブースコーナーや、英語教師でいらっしゃる安孫子明弘さんが、世界中を旅して各国の子供たちを撮影された、写真展示コーナーも設けさせていただきました。
自国の文化を紙芝居にして子供たちに語り掛けてくれたり、応援のことばを使った歌をみんなで歌ったり、伝統のダンスを一緒に踊ったり、世界クイズに挑戦したり…。各ブースそれぞれが個性的で趣向を凝らした楽しい内容で、参加者の皆さんは好きなブースを訪れ、日本との違いに触れたり、新しい世界を広げるきかっけを体験できたのではないでしょうか。
多言語応援ゲーム企画=ポーズ de オリンピックでは、オリンピックで行われる様々な競技のポーズを10秒間キープするというゲームです。アミーゴスのことばで10までをみんなで数え、簡単なポーズから、最後はI 字バランスまで、みんなでチャレンジしました。大人は翌日筋肉痛になったという話がちらほらと…(笑)
最後は、アミーゴスが花道を作り、参加者の皆さんを最後までお見送りしました。
あっという間の3時間。短い時間でも、参加者同士手をつないで踊ったり、ことばを交わし、笑って一緒に過ごすことで、互いに「○○国(地域)の人」ではなく、△△さん、◇◇くん、と距離が縮まることを実感することができます。国や地域の壁を越えた人と人とのつながりが、私たちの世界を広げると同時に、身近なものにする環境づくりを、これからもセルラスは続けていきたいと願います。
(終了後、セルラスアミーゴスと主催者で)
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