社会人・家族ホームステイ交流
概 要
まとまった休暇がなかなか取れにくい社会人や家族を対象に、ゴールデンウィークや年末などの休みを利用した海外ホームステイプログラムです。
ホストファミリーは無償ボランティアで、外国から来る私たちとの新たな出会いを楽しみに受入れてくれます。
「セルラス活動歴やことばができる・できない」は一切、関係ありません。
人に会いに行くホームステイ交流は、たとえ短時間でも、家族の一員となって共に生活するので、観光旅行では決して味わうことのできない、まさに一生ものの出会いや体験となります。
事前にホストファミリーを決定して、相互のインフォメーションシートを交換するので、相手の家族構成や趣味などが出発前に把握でき、連絡を取り合いながら準備をしていくことができます。
参加希望者は、日常のピアザや一緒に交流に行く仲間とホームステイに向けて準備をしながら、ことばはもちろん、相手の国の文化・習慣への理解を深めていきます。
韓国ホームステイ交流
お隣の国、韓国との相互理解を深めるため、韓国社団法人 LEX青少年文化交流研究所との共同プログラムとして、GWなどの休みを利用して相互間ホームステイプログラムを行なっています。
韓国ホームステイ交流は、現地集合・現地解散で、2泊~3泊のホームステイをします。
またオリエンテーションと報告会のためにホテルに前後1泊ずつ宿泊し、仲間たちと体験をシェアします。
現地集合・現地解散なので各自好きな飛行機で行き、プログラム前後に現地で自由に観光をしたり、日程を延ばして友達に会いに行くことなども可能です。
メキシコホームステイ交流
青少年交流と合体して実施しています。メキシコの秋の盛大な祝祭である Día de Muertos (死者の日…家族や友人達が集い、故人への思いを馳せて語り合う日)の時期や、1年の中で 家族や親戚にとって一番大切なクリスマスを一緒に過ごしたり、新年を迎えるカウントダウンを体験できる、年末年始に企画しています。
大きく熱い心を持ったメキシコのホストファミリーや友人と共に、日本とは全く違う文化や習慣を体験でき、世界がぐっと広がります。
社会人&家族、海外ホームステイ交流「メキシコ編」
メキシコホームステイ交流
「伝えたい想い」があってこそのことば
梅原さん 兵庫県芦屋市在住
12月24日から13日間、関東関西のメンバー8人(3人家族1組&大人2人&中学生3人)で、セルラスのメキシコホームステイ交流に行ってきました。
地球の裏側のメキシコの人たちは、家族を愛し、物を大切にし、自分を主張し、そして、私たちのことを家族のように可愛がってくれました。
一緒に行ったセルラスの仲間も、クエルナバカにステイしていたけれど、私たちは8人8色のホームステイでした。
人と人との関係性の中からことばが生まれる
一見日本と全然違うかのように想像していたメヒコ(メキシコ)でしたが、とても日本と似ているところがたくさんありました。
1日中、歌ったり踊ったり、陽気に暮らしているのかと思いきや、ホストファミリー達は皆、毎日とても堅実に夢に向かって生きていました。 彼らは、とても周りに気を遣ったり、シャイだったり、お姑さんとお嫁さんならではの関係があったり、子供に厳しかったり、言ってみれば一昔前の、今、私達が失いかけている「サザエさん時代の日本」に近いのではないかとさえ思えました。
そんなメヒコだからこそ、こんなにも私達が魅了されるんじゃないかなとも思いました。
私の拙すぎるスペイン語は最初、なかなか伝わりませんでした。
そんな私をホストの25歳のジェニは、母のように会った瞬間から丸ごと受け止めてくれて、だからこそ、私はありのままの自分で、ジェニに、そして家族に飛び込んでいけました。
飛び込み続けていたら、ジェニ以外の家族みんなも、私を受け止めてくれるようになりました。
私はスペイン語、英語、そしてジェスチャーで、想いを伝え続けました。
そして、ジェニ達は私の想いを全て受け止めてくれて、また返し続けてくれました。
その連続でした。
「伝えたい想い」あってこその「ことば」なんだ。
「人と人との関係性」あってこその「ことば」なんだ。
メヒコで、私は「話せる実感」「伝わる実感」を味わうことが出来たように思います。
そして一度生まれた「実感」は私の中に「定着」し始めています。
何語でも同じことばという確信
帰国後、その「実感」のお陰か、スペイン語に対するハードルみたいなものが、全くなくなりました。
私はメヒコの人とならどんなことでもなんだって話せる、と言う自分になりました。
時にはスペイン語、時には日本語、時にはジェスチャーで、お互いの共有できる手段でなんだって気持ちを伝えられる、そんな私になりました。
そして今は、メキシコ人に限らず、世界中の人達と、「伝えたい想い」があって、関係性を作っていけば、お互いの共有できる手段で、気持ちは通じ合えるのだと思えるようになりました。
そして最近、クエルナバカ在住のレナトという16才の高校生の男の子が我が家にホームステイにやってきました。
私がメヒコで会った時のレナトは、日本語を勉強していて、ある程度話せたはずですが、ずっと私に英語で話をしていました。
そんな彼は日本に来て、我が家ではとても楽しそうにたくさん日本語を話してくれたのです。
聞けば、私たちがメヒコにホームステイしていた時は、日本語を話す勇気がなかったそうです。
日本に来て彼も、日本語に対するハードルが下がったようです。
でもその国に行きさえすればことばのハードルが下がるのでは決してなく、「その人との関係性」が生まれたら、そして、「その人に伝えたい想い」が生まれたら、ハードルはどんどん下がっていくのではないでしょうか。
今の私は、もう言語に区別を感じていません。
単に「口から出る音が違うだけ」が、言語の違いなんだと感じています。
そう、何語でも同じ「人間のことば」なんだと確信できる自分がいます。
私は、セルラスの環境で出会えた沢山の人との関係を大切にし、これからも「伝えたい想い」を、「伝えられることば」を、仲間と一緒に育んでいこうと思います。
社会人&家族、海外ホームステイ交流「韓国編」
韓国ホームステイ交流
「2017年 GW 韓国ホームステイ交流 に参加して」
藤原彰子さん
今回2人の息子と私の3人でナビドゥ宅にホームステイさせていただきました。
チョワン(18歳のお兄ちゃん)の部屋を貸してもらいました。
その年頃の男の子にとって自分の部屋を貸すことはそれほど簡単でないと思ったのでありがたかったです。
ナビドゥ家はホームステイの受け入れに慣れていて、また、日本語が上手だったので、沢山話したいと思った私はついつい何でも日本語で話してしまっていました。
ナビドゥはそれも受け入れてくれて、易しい単語などは韓国語を教えてくれたり、逆に日本語を教えたり・・・。
一緒に発音を練習した時に、何度もうまくいかなくて、お互いに吹き出してしまって大笑い! 楽しい思い出です。
基本的にナビドゥが忙しい中ほとんどお料理を作ってくれて本場の韓国の家庭料理を味わうことが出来て嬉しかったです。
ヘルシーな薄味で手作りのキムチやパジャンが最高でした!
ファミリーがとても仲が良く、それを見ているだけでとても幸せで、自分達もそんな家族になりたいと思いました。
家族の会話の少しの部分を開けて仲間に入れた時は嬉しかったです。
また、息子がアレルギーか全身が痒くなった時、みんながとても心配してくれて、アッパも真剣に息子の皮膚を見てくれて、ナビドゥが、専門家(看護助手)で心強かったです。
アッパが息子二人の身体をチンチルバンで洗ってくれたと聞き、本当に自分の子供のように接してくれてすごくうれしかったです。
チョワンとチニョンも子供たちとゲームで遊んでくれたり、私が日本語を聞きたいと言っても快く話してくれてとても素直で可愛くて愛しくなりました。
チニョンはナビドゥと一緒に常に行動を共にしてくれて、荷物を持ったり、こっちだよと教えてくれたり、女の子を持たない私にとってさりげない優しさはとても素敵だと思いました。
働くママとしてとても尊敬しています。仕事を毎日して、家事をしながら私たちの受け入れをする事は並大抵のことではないはず。
私も、働いていても受け入れをどんどんやってみたい!と思うことが出来ました。
ナビドゥ、通ったことのない道を、最後に運転させてごめんね。ありがとう! 私も、走りなれない道の運転は苦手です。
横浜に是非来て! また、必ず会いたいです。
ドーナツごちそうさまでした。おいしかったよ~~。
藤原 悠宇さん (小3)
ぼくは、このホームステイで、韓国のナビドゥホストといっしょにいただけでも、ぼくは「テダネー!」だと思いました。
そして、ぼくたちのような初心者を、あまえさせてくれたナビドゥ家族にとても感しゃしています。
それで、さい後の日、トクスグンのところにつれてってもらいました。ぼくは、韓国の歴史を知って、感じられてよかったです。
ぼくたちは、韓国語を教えてもらったり、反対に日本語を教えてあげて、おもしろかったです。
チニョンとチョワンともゲームで遊んだりして楽しかったです。
スーパーマーケットでも重い荷物をはこんでくれたりいろいろ手つだってくれてとても素敵だと思いました。
今回はぼくたちがホームステイをしたので、こんどはナビドゥ家族がぼくの家に来てください。
藤原 凛生さん (小5)
短い間でしたが、お世話になりありがとうございました。
ホームステイははじめてだったけど、すごく楽しかったです。
日本はトイレとお風呂が別室だけど、かんこくはいっしょなのですごくおどろきました。
かき氷はすごくおいしくて、大きいのにおどろきました。
スケートに行けなかったのは残念だったけどすごく楽しめました。
また、会えるといいですね。