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ピアザに集まる

ピアザとは?(イタリア語で広場の意味)

多様なものに出会い・体感し・表現する、必然の場

ここは、性別も年齢も時には国籍も超えて様々な人たちが集まり、多言語で遊ぶところ。
学校や、習い事などの場では出会う機会のあまりない人たちと、レベルも経験も関係なく、同じ目線で、多言語に色々なテーマで遊んだり、チャレンジしたりします。
正解があるわけではない、でも、大人も子供も、一歩踏み出したり、自分から見つけたりすると、それをみんながたたえてくれます。
近所の人や、友達には、話しても受け取ってもらえない多言語(色々な国の言葉)もここでは、一言でも言ってみたらみんなが喜んでくれます。

そうしていると、教えられることはなくても、自ら色々なことを体験し、体感し、見つけ、それを会員の人たちに聞いてもらいたくなる。
そんなことを繰り返しているうちに、コミュニケーション力や、多様なことに対応できる力、自分で見つける力、が育ち「世界(社会)に通じる力」となっていきます。

 

具体的には何をするの?

「人に向き合い・人と一緒に」を前提に、3原則 <1.想像力と創造力> <2.音声> <3.必然性> に沿って、セルラスの正会員が多言語活動を実践していきます。

会員は週1回以上、ピアザに参加します。
(所属ピアザ以外のピアザにも自由に参加できます。)
会員は、赤ちゃんから、幼児・小・中・高・大学生・お母さん・お父さん・社会人・シニアの方まで、年齢や経験、言葉のレベルなどでクラス分けをする事はありません。
自分の日常だけでは出会えない様々な人とも一緒に活動します。
留学生が参加する場合もあります。

 

 

コミュニケーション力を育てる「ロールプレイ」

メンバーがセルラス・オリジナル物語の様々な役になり、ストーリーを遊びます。
演劇ではなく、一緒に行うメンバーとのイメージ作りが重要なので、台詞を必死に暗記したり、間違いなく言ったりすることが大切ではありません。
物語の場面や風景、登場人物の気持ちなどを話しあったりして、想像力を思いっきり広げて、情景をみんなで描いていきます。
大切なことは、自分が言う相手に向かって、伝えようとすること。
相手に伝わるようにするには、向かい合った人の顔をちゃんとみたり、動作が大きくなったり、声も届くように大きくしたり。
相手が何を伝えようとしているか一生懸命、目や表情を見て、想像したりします。
これってコミュニケーションの基本ですよね。

初めてのことばでも、共有のストーリーはまさに楽しい遊び道具!
まずは日本語で場面を一緒に描いて、ロールプレイで動きや楽しさを共有すると、お互いがことばを受け止めあえるような関係になっていきます。
知らない外国語を言うのではなく、どの言葉でも、伝えている中心はかわらない。言葉だけで伝えるのではない、言葉以上に伝わるものがあるなど、色々なことを発見していく、セルラスの中心になる活動です。
仲間とのロールプレイによって,自分たちの距離もぐっと近づき、本当になんでも言い合える関係性ができていきます。

 

 

究極の違いに出会う「シャドーイング」

外国語の音声を聞きながら、影のようについて声に出してまねをするシャドーイング。
とはいえ、日常生活のほとんどを日本語という母語で生活している私たちは、大人でも英語以外の様々な言葉に初めて出会います。
最初は、まったく聞こえない、意味がわからないことに戸惑います。まずは、自宅で多言語の音声をかけながら、ハミングのように口に出してみます。
きっちり間違いなく言うことではなく、日本語でロールプレイしたことを思い出したり、動作を音声に合わせてつけてみたりするうちに、自分のイメージが付くようになります。覚えるのではなく、イメージが膨らむと、それについて音声が口に出てくる。前から順番ではなく、言えるところから言ってみます。

日常的に家庭や自分で行うシャドーイングも大切ですが、ピアザで人と一緒に行うことで、1人では聞き取れなかった音も、聞こえるようになったり、人の発する音を聞くことで、自分の捉えている音との違いに気付いたりします。
仲間とロールプレイを楽しく遊んで、風景やイメージを豊かにしていくと、シャドウイングしている音声が、自然と場面やフレーズに重なっていきます。
メロディーとリズムを大まかに捉える事が、「言葉の器づくり」になります。

 

 

技術ではなく伝えることの大切さを知る「プレゼンテーション」

ピアザで子どもも大人も、セルラスのミッションや活動内容をテーマに、自分の考えをプレゼンテーションします。
同世代だけでするのではないので、日本語でも、外国語でも、どうしたら人に伝わるだろうと、一生懸命考え、創造してみます。
考える力と表現力だけではなく、自分が人前で話すことを経験すると、聞くということはどういうことなのか、コミュニケーションはしっかり聞いて受け取ることも大切だと知ることができます。

 

 

様々な体験報告やことばについて発見した事のシェアなど

ホームステイの受け入れをしたり、キャンプや海外の交流にでかけたり、ボランティアの体験をしたりすると、行っただけ、やっただけではなく、どんな体験をして、どういうことを感じたのかをピアザで話します。
それ以外にも、家でこんなことがあった、自分や家族にこんなことが起きた、気がついたことなどを自分だけのことに留めておかずに、常に仲間に聞いてもらい、シェアすることで、また誰かが気づき発見することにも繋がっていきます。

 

 

多言語ゲーム

外国語だけど、もっと身近に感じるように、大人も子供も一緒に楽しめる多言語を使うゲームを、留学生に教えてもらったり、みんなで考えたりして、活動の中で遊んでみます。心も体もほぐすと、外国語というハードルが低くなります。

 

 

留学生との交流

ピアザには、留学生やホームステイに来ている外国の方が、ゲストで来られることもあります。
一緒に、その国のことを聞いたり、質問したり、その国のゲームを教えてもらったりします。
ゲストとしてではなく、ピアザに参加する留学生もいて、ピアザのなかまとして、一緒にロールプレイなどの活動をしています。

 

 

地域等で行う各事業の準備

各ピアザの地域で、講演会や、国際理解事業を開催するときには、ピアザで会員と一緒に様々な準備をしていくこともあります。

 

セルラス オリジナル物語CD & ストーリーブック

 

実話をベースに

セルラスのオリジナル物語CDは、複数の人たちが様々な国でホームステイ体験した実話を基に作られた物語で、英・韓・スペイン語・ロシア語は25場面、約100分(CD2枚組)、中国語は約180分(CD3枚組)で構成されています。
 

様々な主人公

『ことばと心の扉を開いて』という題名のこの物語は、5人家族がいろいろな国でホームステイした内容です。
お父さん、お母さん、中学校、小学校、幼稚園に通う3人兄妹など、様々な年代の主人公が登場しますので、子供から大人まで、それぞれのことば遣いはもちろん、主人公に自分を重ね合わせて楽しむことができす。
 

豊富な話題

また、各国の生活習慣、文化に親しむことができ、日本文化についての紹介などもあります。
現地の人たちが日常的に使うことばがふんだんに盛り込まれているのと同時に、長いフレーズや丁寧な言い回しも出てきますし、話題も多岐にわたり、楽しい物語となっています。
実話を基に描かれているので、実用的であるのと同時に、人と人とのコミュニケーションのための大切なメッセージが詰まっています。
 

ネイティブスピード

セルラスオリジナルCDのもうひとつの特徴は、ネイティブスピードであることです。
「ゆっくり」「はっきり」語られている外国語のCDを聞いていると、実際にその国の人が話すことばとのギャップを感じることがよくあります。
セルラスのCDはネイティブスピードのため、初めは「速い!」と感じますが、その国の人に会った時はもちろん、その国のことばで映画やニュースなどを見た時にも、まったく違和感がありません。
 

翻訳

またセルラスのCDは、できる限りことばの意味するニュアンスを正確に伝えるために、日本語とその国のことばが完全にわかる大学教授の方などに監修していただいています。
英語以外のことばについては、表現がどんどん変わってしまわないように、英語からではなく基本的には日本語から翻訳しています。