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リーダーズ・トレーニング・キャンプ

リーダーズトレーニングキャンプ2018

 2018年3月29日(木)~3月31日(土) 全国から選ばれた中高生41名と留学生リーダー3名、コーディネーター3名、スタッフ3名が参加し、 静岡県立三ヶ日青年の家 で行われました。

グループに分かれて多言語活動、ディスカッションやプレゼンテーション、グループ対抗ゲームなどに取り組み、はつらつとした声と笑顔の弾ける、充実感いっぱいの2泊3日となりました。

キャンプの目的

CELULASリーダーズトレーニングキャンプ(通称:リートレ)はセルラスが作る「世界に通じる人材育成環境」の中の大きな柱で、「世界に通じる力: コミュニケーション力・多様性への対応力・自分で見つける力」を育て、真のリーダーシップとは何かを共に見つけていくことを目的とします。

キャンプの概要―多言語活動の成果が見えてきた!!

7回目となった今年のリートレでは、セルラスが16年続けてきた「多言語への取り組みを通して、どんなことばを話す人にも向き合える力を育てる」活動の成果だと思えることがたくさんありました。朝食前の朝の集いには、みんな開始時間前に広場に集まってきました。「5分前行動!」がすでに身についてきています。 気付けば挨拶も自然に多言語で交わしています! 早上好! Buenos dias! ドブレ ウートラ! … 施設のみなさんには日本語で。

グループタイムのメインはディスカッション。自分たちが普段当たり前のようにやっていることの意味を考えるために、今年は「ピアザとは?」「多言語がもたらす力とは?」というテーマが与えられました。ディスカッションにいわゆる ”正解” はありません。他人(ひと)の意見をしっかり聞き、自分の意見も一所懸命伝えることを通してコミュニケーションの要である「人に向き合う力」を育てるのです。

進行するのは各グループ2名のジュニアリーダー達です。飛び級参加の新小6から高校生までの縦長グループで、最初は緊張していた子たちもすぐに打ち解けて積極的に参加するようになりました。口数の多い少ないはあるけれど、意見を口にしない子は一人もいません。数年前までなにも言えない子が大勢いたのが嘘のように、ほとんどの子が「ディスカッションが一番楽しい!!」と言うようになりました。

今年の初の試みは2つ

1つはシャッフルグループタイム。できるだけたくさんの”違い”に出会うために、あえて慣れたグループから離れてまた知らない人たちとグループを作ります。ちょっと緊張するけど、なんとか向き合おうと一人一人が考え行動するのです。すると、元のグループに戻った時に、まるで家に帰ったような感じがして、グループメンバーが一層大事に思えると皆が口を揃えて言っていました。いつも身近にいてくれる人の大切さやありがたさも実感したことでしょう。

もう1つは、仮称「多言語他己紹介」。2人がペアになり、互いに自分のことを伝えあうというものですが、1人が一方的に自己紹介をし、次に相手が自己紹介をして終わり…というのではなく、相互に尋ね合うコミュニケーションです。だから、2人がしっかり向き合わないと成立しません。

日本語は禁止。ことばが足りない時はジェスチャーや顔や目の表情、声音、画を描くなどあらゆる手段を使って伝えあい、終わったら相手についてわかったことをみんなに日本語でシェアします。 CDを真似して言えるようになっていたセンテンスが無意識に口をついて出てくることもしばしばだし、互いに自分のことがよく伝わっていて感動したりして、場には「伝わる楽しさ♪ 伝え合える喜び♪」がいっぱいでしたが、圧巻はUAEからの留学生と中1男子のペアでした。

留学生はアラビア語・英語・日本語が堪能ですが、その時の「多言語他己紹介」は英語も禁止だったのでアラビア語でやるしかありません。2人が想像力と創造力で結構伝えあえていたのは驚きで、人間はことばがわからない程、真剣に人に向き合うのだと、また、ことばがわからなくても耳(心)を閉ざさない姿勢、それこそが「人に向き合う力」なのだと改めて教えられました。

ジュニアリーダーの成長!

たくさんのセルラス中高生の中から選ばれたジュニアリーダー達。リートレではグループ活動はもちろんのこと、朝から夜までさまざまな場面でリーダーシップを発揮しました。彼らの任期は4月から3月までの1年ですが、昨年のサマーキャンプではうまくいかずに苦しんだ子が今年のリートレではみごとなリーダーに成長していました。リーダーになるためのマニュアルはありません。さまざまな体験を通して自分で見つけ、つかむしかないのです。

Leadership cannot be taught. It can only be learned!

成長していく彼らの姿は本当にかっこいい!! だから、ジュニアリーダーは、セルラスの子どもたちの憧れであり目標です。

4月のセミナリオで今年度のジュニアリーダーが任命されました。初めて任命された子の中には涙をこぼす子もいました。彼らが今後どんな輝きをみせてくれるか楽しみでなりません。

感想文① 戸塚萌絵(中2・東高円寺ピアザ)

私のグループは最初ジュニアリーダーが1人しかいませんでした。私はこの時間をチャンスととらえました。自分はジュニアリーダーじゃないけど権限無きリーダーシップを発揮できる!と思ったからです。そしてグループタイムのディスカッションでリーダーを任されたのは本当に嬉しかったです。自分がジュニアリーダーに頼ってもらえると、やるぞ!という気持ちと快感がありました。

また、リートレでしか味わえないディスカッションは最高でした。「ピアザ」というお題をピアザで話し合ったときと違って、深い意見や名言が出てきて、面白いし楽しいし考えさせられるし、なんてすごいことを自分たちはやっているんだろうと感動しました。ディスカッションは自分の世界を広げる大切なことです。(私はこの日笑いすぎて顔が筋肉痛でした…笑) 1日目から良いスタートがきれてよかったと思います。

そして、今回のリートレで初の試みだったシャッフルタイムは、入れ替わることが新鮮で、新しいわくわくがありました。自分のグループから違うグループへホームステイに行くような感覚でした。また3日間ずっと一緒にいるグループじゃなく、たった数時間しか一緒に過ごせないから、その時間を存分に楽しもう! と思えたのがよかったと思います。ぜひ続けてほしいし、またシャッフルタイムの中から新たなものが生れてくるなと感じました。

「あっ」という間の3日間は私の中で有意義な時間で、人生の中でほんの一部の時間だけど、人生の中で一番大事なことを感じることができたと思います。

Cグループで一緒だった人、ありがとう! コーディネーターやスタッフの方にも感謝しています。ありがとうございました!!!

感想文②長冨日向(中1・荻窪ピアザ)

リートレに行くのも(サマーキャンプも行ったことがない)初めてだったので少し不安で、行くかどうか悩んでいたけど思い切って参加してみたら2泊3日楽しかった。セルラスや学校でも思っていることを少しの勇気を出して発言したい。ディスカッションで自分と違う意見やいいなと思う意見があって、楽しかった。リートレで学んだジュニアリーダーの引っ張り方や、人に優しく接することをセルラスや他のところでも活かしてがんばりたい。

理事長の話であったAI化が進む世界で私たちは何ができるか? 世界中の人とコミュニケーションをとること、日本語や英語だけではなく幅広く世界中を見ること、文化・言語など自分と違う国のことを理解することはとても大切だと思った。これからも少しの勇気をもってピアザなどをしたい。