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多言語活動フォーラム

多言語活動フォーラム

 

多言語活動フォーラムは、「10年~20年先の近未来が私たちにとってより豊かな世界になるために何が必要か?」 を毎年の中心テーマとして、全国のセルラスのメンバーが集い、旬の話題を共有しながら、多言語活動の持つ可能性とこれからの方向性を、みんなで考え見つけていく場です。2016年10月より、年1回のペースで開催されています。

今回、3回目となる多言語活動フォーラムは、2018年10月6日(土)~8日(月・祝)の2泊3日、琵琶湖のほとりの 滋賀県高島市の会場で行なわれました。幼児からシニアまでの幅広い年齢層のメンバーが集結し、セルラスの活動に関する様々なことをお互いに情報交換をしながら検証していきました。このフォーラムを行うにあたって、担当を中心に事前に細かいテーマを考え、参加する全員がそれぞれに自分の考えやそれを伝えるための準備をして取り組んだため、とても充実した3日間となりました。

今回のテーマは 「多言語活動HANPANAITTE!徹底検証!」でした。

私たちは多言語の習得活動という共通の目的を持って、様々な背景を持つ人たちが集まっています。果たして「多言語習得」というものは何を育てているのか、また現段階で何を見つけているのかなどを各自がプレゼンテーションし、さらにディスカッションをして深めあっていきました。

活動最前線の現場であるピアザについてなどの具体的な内容から、将来どのような活動につなげていきたいかなど、過去・現在・未来に関するすべてのことを徹底的に話し合う中で、中高生のジュニアリーダーも大人と対等にディスカッションに入っている姿に大変驚かされました。彼らの新鮮で柔軟な意見は大人たちだけで話し合ったのではなかなか出てこないものばかりで、それこそが幅広い年齢層で活動を行っている醍醐味であると感じました。それと同時に改めて、この活動を通して育っている人材の素晴らしさを認識することができました。その他にも多言語習得活動の基本であるロールプレイタイム、屋外でのBBQ、ありったけの多言語でコミュニケーションしながら食事を作るプログラムもあり、すべての活動が「伝えたい、受けとめ合いたい!」という姿勢があふれた楽しい時間でした。ジュニアリーダー以外の青少年達も留学生キャンプリーダーの中国のヨウくんとのロールプレイや、多言語ミニプレゼンなどのプログラムを行い、それぞれが「多言語ってやっぱり楽しい!」ということを実感できるフォーラムとなりました。

 

参加者の感想文より

舟川さん(東京都在住)

参加者がコーディネーターばかりのフォーラム。
入会して1年の私にはとてもハードルの高い場でした。でも仕事をキャンセルして新幹線に乗ってまで来て正解でした。
私の中でセルラスの活動だけではなく、子育て、仕事、人との関わり方、自身の内面、自分を含め“人”を育てる楽しさや難しさ、思考し続ける面白さ、そして“セルラス”が世間に与える影響と立ち位置にとても興味がわきました。理事長が「人生の大半を費やしてもまだ模索中で、今回のフォーラムでさらに新しい発見があった」とのお話に、セルラスの未来に奥深さを感じて感動しました。

今までコーディネーターたちはさほど悩まず運営とサポートをして下さっていると思っていましたが、とても悩まれ、考え、話し合い、時にはドキドキし、へこんだりしながら活動されていることを知りました。そしてセルラスに対してとても熱い思いを抱えていることを知り、今まで何度も聞いてきた「メンバーの皆さんとセルラスを盛り上げる」という言葉がリアルに感じられました。
知り合えなかった関西メンバーとの交流も出来て、ラッキーでした。
これからも個人的、ピアザ的、そしてセルラス全体としても出てくる課題はたくさんあるでしょうけれど、1つ1つ楽しんでもっと皆さんと話し合い、分かり合えるよう進んでいけたらと思いました。

いつも思いますが、これだけの内容を企業や学校組織ではなく、お母さんたちが中心となって立ち上げていることにも感動します。旦那にも見せたい!
同行した娘もフランス語やキッズグループでやったことの発表などもし、楽しんだようです。親子でまた行きたいねーと話しています。
そして今回のフォーラムで「セルラスに入会したことは私たち母娘にとって、ゆっくりだけど大きな変化が期待できる!」という確証を持てました。
漢方薬のように、速攻効果を求めず、焦らず継続し、変化に合わせて自分なりに工夫して進め方を見つけていきたいです。

福永洋子(大阪市在住 本町ピアザコーディネーター)

今回のフォーラム目標は、自分のセルラスエナジーを満タンにすることと、話を聞くばかりでは無く、積極的に発言しよう!ということでした。
ですから、月に1度地域のピアザを越えて行っているスーパーピアザでは、各自がテーマを決めてプレゼンをしたり、そのプレゼンについてディスカッションも行い、皆で準備したことがとてもよかったと思います。みんなで話し合うことで、さらに中身がバージョンアップしていく過程はとても楽しく、人前で話すことが苦手な私ですが、フォーラムでもはプレゼンやディスカッションを 心から楽しむことができました。

今回特に驚いた事として、ジュニアリーダーになった中2の男の子が、このフォーラムの中でさらに新しいことを見つけ、それを堂々と話している姿を見たことです。小さいころの彼を知っているだけに、彼の素晴らしい成長を目の当たりにし、世代を超えてとても羨ましく思いました。

正直、セルラスの活動が内々の喜びだけで 社会的位置づけに疑問を持ち、活動の本質を見失いそうになることがあったのですが、このフォーラムでそういった青少年の姿を見たり、社会の荒波をくぐり抜けてこられたベテランメンバーから、「やっぱりセルラスはすごいよ!」とお聞きすると、自分の中にパワーがわいてくるのを感じました。また、あるコーディネーターのプレゼンで「『分からないものを分からないまま楽しむ』というセミナーを、最近の教師は受けている」という話を聞いて、時代がやっとセルラスに追いついてきていると実感しました。

今はまだセルラスが世の中ではメジャーではないけれど、この時期こそ大切にしたいし、今をみんなで創っていくからこそ面白い!
還暦を機にコーディネーターを卒業しようかな・・・なんて思いがよぎることもありましたが、このフォーラムでセルラスのすごさと理事長はじめ全国のコーディネーター、参加したメンバー等、素晴らしい人材に触れ、成長を共有し、まだまだこの仲間達と面白いことを見つけていきたいと思いました。
また同時に、国土も狭く単一言語の島国日本だからこそ、多言語活動をやることが意義のあることだと確信できました。
セルラスに入会した時に私の新しい世界が始まり、0から1に変わりました。コーディネーターになることでその1をさらに広げることができていると感じています。